先週、20年程前の自転車の修理があった。ブレーキレバーの変更と変速ワイヤーの交換である。内容は大したことはない。ただ、分解等をしていると工具が少なくてすむ。アーレンキーも6ミリと5ミリ、それにプラスドライバーと10ミリのレンチだけで終わる。今の自転車、同内容の修理をするとこの倍の工具を使う。 |
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使っている部品にもよるが、アーレンキーだけでも、5本は使う。ブレーキのスプリングアジャスト等、細いアーレンキーを使う所では気を使う事も多い。新しい製品ができると工具まで揃えなければならない事も増えてきている。新しい機構になって性能や強度もあがっていいのだが、不便な面もでてくる。 |
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かって、ランドナーや輪行とかが流行っていた頃、工具をいかに減らすかが問題だった。少ない工具ですむようにボルトサイズを統一したりした。工具といっても所詮、鉄のかたまりである。少ない方が荷物を軽くできる。エスカレートすると工具を自作したりしていた。写真のものは6ミリアーレンキーを使ったコッタレスの抜き工具である。ちゃんと焼き入れもしてるし、メッキもしている。 |
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ところで、普段、郊外へ走りに行く場合、皆さん、工具は持っていっているのだろうか?持っていく人、持っていかない人、いろいろだろうがスペアチューブやスペアタイヤくらいは持っていくだろうと思う。チューブの場合、タイヤレバーも持って行くことになる。ところが屋外でタイヤをはめたりする時、馴れてない人だとチューブを痛める事も多い。また、タイヤサイドを切ってしまっていた時はスペアタイヤも持っていなくてはいけない。 |
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個人的な事であるが、私の場合、前後車輪やタイヤはめちゃくちゃである。前のハブはシマノ、後ろはカンパだったり、前はビットリアのグリーン、後はコンチネンタルのブラックというように、あまり同じものを使うことにこだわりがない。前はWO、後がチューブラータイヤのこともある。こんな時、スペアはチューブラータイヤのみである。後のパンクの場合は問題ない、前はWOだが、チューブラータイヤがはまる。邪道だと思われるかもしれないが、使える。 |
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ちゃんと整備していてもトラブルは起こる。半日くらいの走りでも小型のハンディツールくらいは持って出かけたい。使わないに越したことはないが、たった一本のアーレンキーがないために数時間を無駄にするといった事も起こりうる。 |