春の忙しい時期も徐々に終わってきている。高校や中学校の入学式は過ぎたものの、まだ完全には終結していない。ただ、休みの日に店を気遣うことも少なくなった。これで久しぶりに温泉にも行けるし、自転車にも乗る事ができる。次週の連休は霧島にでも自転車を持って湯治に行こうかと計画している。その前に、と云う事で先日、新しいボトルにした。新品と言えど、必ず最初に洗ってしまう。そんな時、台所の片隅に古びたボトルがあるのに気がついた。イタリアのLEGのボトルで、昔いろんな種類のものを愛用していた。両サイドに凹みがあり、走行中でも前を見たまま、滑ることもなく、出し入れがしやすかった。 |
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まだ残っていたんだと埃を払いつつ、見直してみると、台所の棚にはいろんなボトルがある。並べてみると口の大きさが時代の推移を物語っているなぁと感じた。もちろん古いもの程、口が小さい。近年のものになる程大きくなっている。時代の変遷が感じられる。LEGのボトルなどは口径で約35ミリだが、その後のものになると約40ミリ、45ミリ、近年のものになると60ミリくらいになっている。口が大きいサーモボトルなどは、夏場などに氷を入れることができるようになって重宝している。 |
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そういえば、以前にも書いたが、最初に買ったボトルはまだ覚えている。赤白のもので、妙に樹脂臭かったのが印象的だった。フロントバッグとポンプ、それにボトルというのが自転車少年の3種の神器だった。この3つが揃えば何となく遠くに安心して出かけられる気持ちになったものである。キャンピング車の頃はやたらアルミボトルに憧れていた事もあった。樹脂製に比べると倍の価格で高価だった。直接火にかけることができるメリットはあるものの、それをやると口元が熱く、とても直接には飲めたものではない。それに蓋を回すとネジ部分のアルミの粉が水と相まって灰色になり、飲む前にいちいち拭かねばならない、そんな事で使用も控えるようになり、後期にはキャンピング車でも樹脂製のものを装着していた。 |
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最近はロードに乗る機会が減ってきたが、ロードの場合でもボトルケージは金属製にしている。樹脂製ケージが登場した初期の頃、使ってみたがボトルによって微妙に径が違い、ちょっとした段差でボトルが飛び出ることがあった。逆にやたら取り出すのにきついものもある。それ以来、アルミケージに戻している。金属製だと押したり戻したりでボトルのホールド感を調整することができる。 |
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それにしても近年は夏場だと走り始めてすぐにボトル2本を使いきってしまう事もある。それだけ温暖化(灼熱化?)してきているのだろうと思う。昔はすぐに溶けると分かっていても、冷蔵庫から取り出した氷を二重にしたビニール袋に入れ、叩いて砕いてからボトルに入れていた。それに比べれば保温性もあり、口も大きいボトルが出てきたのはありがたい事である。 |