やっとと言うか、待っていたペダルが届いた。昨年の秋に知り、サイクルモードで三ヶ島のブースに行き、現物(まだプロトタイプの削り出し品だった)を手にとってみた。使ってみようかなとその時思った。最大の特徴は見て分かる通り、広い踏み面と大きなベロ(蹴返し)にある。形は俗に言うプラットフォーム型のペダルで、今回のはシャフトが細めでロープロファイル化してある。本体はアルミダイキャスト製、トークリップやハーフクリップを装着して使うようになっている。 |
|
|
本家本元のフランス製リオタードのプラットフォームペダルも持っている。使った事のある人には分かると思うが、踏み面が広いというのはいいのだが、靴が濡れたりしていると怖い思いをする時がある。雨の日などは足が動いてペダルを踏むどころの話ではない。踏み面が鉄板メッキだから仕方がないのだが、もう少し滑り止めの細かい突起があってもよさそうなものだと当時は思っていた。 |
|
|
それに造りがちゃちなのも問題だった。高級品ではないのもあるのだが、本体とプレートのかしめ部も板材をただ潰しただけのものだったし、シャフトやワンの精度も今ひとつで長期間使うには信頼がおけないものだった。実際、知人のも使っているうちにかしめ部や回転にガタがでたりしていた。それでもこの知人、かしめ部をハンマーで叩いたり、ボールを別なものに換えたりして使い続けていた。それほどに他にはない独創的な形状をもった魅力的なペダルだったのかもしれない。 |
|
|
ただ自分としては使い勝手が悪く、そこまで愛着を持てなかった。以前の仕事の時、同じような製品をアルミボディで設計した事がある。ただ、それを持っていない。自分で図面を引いた製品もほとんど手元に残していない。今考えると惜しい事をしたなと思っている。そんな訳で持っていたリオタードも封印し、今のランドナーでは三ヶ島のシルバン、クイル型ペダルを使っていた。レーサーシューズを履くような事をしないので時折、下駄を履いているような踏み心地を感じる事がある。 |
|
|
スニーカーの時にはやはり、それなりに合ったペダルが必要になってくる。そんな意味では今回のプラットフォーム型ペダルはぴったりではないだろうかと思う。SPDにすればいいじゃないかという声も聞こえてきそうだが、前にも書いたように長距離走行時の足裏の疲れの経験があり、今もSPDには抵抗があって使う気になれないでいる。トークリップ、ストラップは昔散々使っていたし、今でも出し入れに失敗する事がない。 |
|
|
このペダルの初走行だが、手始めに100kmくらいは走ってみようかと考えている。最低それくらいは走ってみないと分からない。ただ、玉名店等の郡部では、もう春需に入ってしまっている。土日などは駐車場が満杯になる時がある。来週あたりから休日も出勤せざるを得ない状況になるだろうと予想される。初走行は入学式が終わる4月中旬くらいになるだろうか?それまで皆さまにもご迷惑をおかけする状態になる事にご理解をお願いいたす次第です。 |