やっとというか、少し前から念願のギヤ比を低くする事ができた。当初はフロントのロー側ギヤ板だけを小さくしようと考えていた。36Tを32Tまたはそれ以下にしようと思った。そうすれば全体的なシルエットを変えなくてすむ。TAタイプの6アームは残しておきたいと考えていた。ところがない、当たり前だが、昔のパターンが残っているはずもない。ヤフオク等を見るとスギノはないし、TAであったりもするのだが不当に高い。 |
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いろんな種類の替歯も持っているのだが、集めていた当時はまさか36T以下のギヤ板を使う事になろうとは想像だにしていなかった。二代目シルクキャンピング車でさえ33T(だったと思う)を36Tに改造していた。初代キャンピング車なんて48×45×36Tというギヤ比だった(これが当時のスタンダード) |
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スギノPX以外のツーリング用のチェンホィルも持っているのだがすべてローは36T。デオーレLXのものだけが28Tがついている。MTB用である。ただし、クランク色が黒、長さが170ミリ。ギヤ比の問題は解決するが黒部分が増す、これではいけない。黒のディレーラーも見ていると、時折シルバーに替えた方がいいかなと思うようになってきている。 |
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そこで次に考えたのがリヤのワイド化。ロー側を32Tくらいにすればかなり楽になるはずである。そこでスプロケットを捜してみるとロー側は希望歯数があるものの、なんとトップが11Tだの12Tである。ランドナーでこんな歯数は要らない。13Tでも充分すぎる(現行14T)。今の歯と昔の歯を組み合わせれば可能ではある。変速性能が悪くなるなんて気にする必要はない。なんたってダブルレバー、最後にはインデックスを使わなくたっていいのである。そんな事を考えながら、実際32Tを当ててみた。シルエット的に今一つピンとこない。ランドナーには30T以上の大きい歯数が似合わないという結論に達した。 |
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費用的にはリヤを変えた方が一番てっとり早い。あれこれ悩んだ挙句、フロントをトリプルにする事にした。コレクションの中に110/74ミリのクランクがあるはず、インナーさえ追加すればいいと捜すが見つからない。結局、新たに現行品で間に合わせることにした。選んだのはオーソドックスな外観をしたスギノRD2である。金額の割にはクランクの研磨やギヤ板の表面処理に不満が残るが、これなら次に計画している日本一周温泉巡り用の自転車にそのまま移植できる。早速、取り付けてみた。 |
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チェンホイルは自転車の顔である。替えるとその自転車の雰囲気まで変わってくる。今回、6アームを5アームに替えただけで感じが変わってきた。それでもツーリング車のイメージは損なわれてはいない。クランク軸はそのまま使った。何となくチェンホイルが外側かな?と思い、測ってみると案の定チェンラインで4ミリ程外側になっている。少し短めのクランク軸に交換した。後は試走だけである。しかし、これで怖い坂はない。これさえあればどんな所にだって行く事ができる、そんな気になってきた。次回はチェンラインのお話。 |