やっとと言うか、ランドナーで走ることができた。行ってきたのは島原・雲仙。朝は少し肌寒いものの、走っている内に汗はでてくる。熊本港までの道、2人のロード乗りに抜かれたものの、追いかける気持ちは全く起こらない。これがランドナーの精神的なゆとりである。ロードに乗っているとジャージのジッパーを締め、シューズをパチンとペダルに装着した途端、走らなければという気持ちになってしまう。途中、おっさんにでも抜かれようものなら、疲れていたとしても意地でも抜き返さなければならない。 |
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久々にのんびりした気持で港に着き、フェリーで島原に渡る。そこからは登りである。途中、休憩するものの、シャツを一枚脱いで休んでいると今度は寒くなってくる。それにしても後ろ7段だが、チェンがスプロケットにガチンと嵌っている安心感はある。後ろ10段もいいのだが、スプロケットやチェンが薄いため、このような感触はない。久々に味わって分かる感触である。 |
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さて、その後のランドナーの製作記であるが、ライト関係も思うように仕上がった。ライトはLEDの小型のものを装着した。市販の自転車に付いていたものであるが、今回の自転車にふさわしい小型のメッキのものである。明るさも申し分ない。ダイナモは以前にシビエのものを入手していた。ただ、これの取り付け方法だが、特殊なボルトが必要になってくる。その内、何とかして作らなければならないと考えていた。ところが、春の忙しい時期、知り合いのO氏が店を訪ねてくれた。あまり話もできなかったが、そんな話をしたら「今度、作ってきてあげるよ」という事になった。 |
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このO氏、来店時に作りかけのランドナーを見て、「おっ、ブルックスじゃない、それも良い頃の!」と言ってくれた。自分としては、今から馴らしをしても時間がかかるのでサンマルコのロールスに換えようかと思っていると話した。そうしたら、新品のロールスと交換しないかと話を持ちかけられた。快く承諾したら、後日、まだビニール袋に入ったままのロールスと先の加工したボルトを数個持ってきてくれた。コードとコネクターは用意してあったので、忙しさが一段落した時に取り付けた次第である。 |
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あと変わったことと言えばダブルレバーの樹脂部分が数回変速している内に割れてしまった。幸い、変速には差し支えないのでそのまま使い続けいている。この頃のシマノの樹脂パーツ、よく割れていた。設計上、厚みをもたせていない事もあるるが、樹脂そのものの材質選びもよくなかったのだろうと思う。いずれにしても今回は経年変化ということもある。 |
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久々に太いタイヤで走ってみると少しばかりの段差や砂の浮きも気にしないで乗れる。一番の収穫はのんびりとした気持が持続できることにある。昔、旅行していた頃の気持を思い出した。それにしても島原で食べた具雑煮、あんなにあっさり味だったかなぁ?もっと具にしても、味にしてもワイルドだったような気がする。 |