掟破りと言えばサドルはブルックス、本当は加島か有明、または高橋だろうが、サドルだけは昔っからなぜか(街乗り用以外)国産を使った事がない。今回も本当はロールスを使いたかったが、別のホルクスに付けている。これは外したくない。少し色褪せたブルックスで今回は間に合わせることにした。ブレーキレバーも掟破りである。ここはカンパにした。ひょっとして、これが今回の自転車で一番高いパーツかもしれない。ダイヤコンペやシマノも持っている。ただ、使い続けるのにはパッドに不安が残る。この頃のレバー、ハンドルバーの曲がりに合ったブレーキレバーの曲がり、今のものにはない美しさがある。ブラケット部もデュアルコントロールレバー等に比べ細身で握りやすい。 |
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こうやって、だんだんと形になるにつれ、妙な不安が出てきた。はたしてこれに乗る時間があるのかなという事である。今の時期からだんだんと忙しくなっていく。春休みがピークで、それが終わってもしばらく余韻が続く。ゴールデンウィークまではツーリング等の余裕はなくなる。すでに中学生向けの自転車は売れ始めている。土日はもちろん平日も今までとは違い、来店も増えてきている。こんな時期に組み上げても仕方がないなと思うようになった。5月になったら日帰りか一泊の旅をしてみたい。手始めに雲仙、人吉、阿蘇あたりかな?シート角の寝た自転車の踏み心地を久しぶりに味わってみたい。多分、急ぐ気にはならないだろうと思う。 |
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ある程度、形にはなってきたものの、まだまだやらねばならない事もある。先ずライト系、ダイナモは左用を某問屋のカタログで見つけた。ただライトそのものはない。先に紹介した、せっかくのコード処理工作であるが、ライトがないと始まらない。春休みが終わってから捜してみようかと思っている。ライトも電球式ではなく、LEDを使ったものに改良したライトができないものかと考えている。バッグはしばらく前、お宝を捜していた時にブリヂストンのフロントバッグがあった。再度、捜してみようかと思う。また、ディレーラーだが、フロントチェンホィルをダブルにした事により、わざわざデオーレLXのようなロングゲージを使う必要もない。そうしたらダブルレバーはサンツアーかな?フロントディレーラーはどうしよう・・・そんな事も考えるようになってきた。 |
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泥除け長さも気になるところである。好みから言えば前後共にあと30ミリ位短めの方がいいような気もする。ランドナーの組み付けには暗黙のルールがある。例えばダウンチューブとフロントキャリアの足を同じ角度にする。ブレーキのアウターはフレームサイズにもよるが、バーから10センチとか、前の泥除けステーの角度はチェーンステーと対称にするとか、美しく見せるためのいろいろなお決まりがある。そういった意味ではランドナーとは組み付ける人のセンスが問われる難しいものである。昔、たかが泥除け一つで、まるまる一晩かかったこともある。 |
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とりあえず作業はここら辺で一時中断させてゴールデンウィークの楽しみにとっておこうかと思う。完成したら、”その5”で再度紹介したい。それまでは玉名店の片隅に置いておくつもりでいる。そんな状態なので、もし、現車をご覧になりたい方はご来店頂ければいつでもご覧になられるようにしておきたい。ただ、これから忙しくなるので土日にはお話もできないくらいになる。その点だけは申し訳ないが、念頭に置いて頂ければ幸いである。 |
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