カガワの自転車
清ちゃんの
オーバーホール日記



第97回

清ちゃんのつぶやき(その80)シューズ



 立秋が過ぎてから、少し暑さが和らいでいる感じがするものの、それでも暑い。この頃は休日走る場合も少し押さえ気味である。距離も60kmから80kmくらいで、100km以上走ることはない。もう少し涼しくなってから走り込もうかと考えている。暑さのため、頭はしっかりしているのだが、体が疲れきっている事も多い。先日も矢部からの帰り、御船インター入口の信号待ちで、電柱に手を着こうとして、手を伸ばした途端こけた(笑)。疲れていて感覚が狂っていたとしか思えない。



 こけたと言えば、前回、シマノのビンディングペダルの事を書いた。初心者でスポーツ車に乗ってみたいと考える場合、一番抵抗があるのがシューズとパンツではなかろうかと思う。シューズとペダルが固定される。何かあった場合にすぐに地面に足が着くだろうか?歩く事もしたいのだが等と考えてしまう。そのため、ロードレーサーを買ったのだが、シューズはSPD用の歩くことのできるものを選んでしまったりする。



 別にこれが間違っているとは言わないが、ロードレーサーの場合であれば、それ専用のものが効率はいい。靴底が硬く、曲がらないシューズには初めは違和感を持つ。それまで履いたことのない感触がある。また、足をはずす際にも経験したことのない、かかとを捻って外すといった行動をしなければならない。初めて買って、家ではめたり、外したりの練習をしていても、実際、屋外に出ていざという時に外せなかったという事もある。誰もが経験をしていることである。これは馴れるしかない。



 一旦、専用シューズをはき慣れると、もう普通のシューズでは乗れなくなってしまう。効率的なペダリングができるまでには時間がかからない。専用シューズの利点は効率的なペダリングのためにある。足がペダルの上で遊んだりしていては、せっかく踏んでいるのに、その力が動力として伝わらない。さらに踏むだけではなく、ペダルを引き上げる力も推進力として使うことができる。本当に疲れてしまった時等、引き上げるだけで走ることだってさえある。



 少し年輩の人にはトークリップとストラップも売れている。ビンディングペダルと違い、外すにも一旦足を上げて、後に引くといったアクションが必要だが、効率的なペダリングには有効である。個人的には、今はビンディングしか使っていない。それでもビンテージロード(?)を所有しているために、その頃のシューズも持っている。一番のお気に入りはアディダスのものである。踵のホールド感が好きである。それ以前にもシディやデッドピエトロ(なつかしい!)等使っていたが、アディダスを使って以来、買い替える場合もそれである。それにしても、この先、それらを履く機会なんてあるのだろうか?

第98回へ続く...

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