カガワの自転車
清ちゃんの
オーバーホール日記



第40回

清ちゃんのつぶやき(その31)夕立



 暑い、暑い夏の日、日差しや湿度だけではない、いやなものがある。それは夕立である。出かける時は全くそんな気配もないのに、突然、曇ってくる。遠くにゴロゴロと雷の音が聞こえてきたら要注意である。行く場所が山という事もあるのだが、平地でも夕立に遭う。雨宿りできる場所があればいいのだが、見渡す限り、畑の中の一直線の道だと濡れるしかない。毎年、数足のソックスが夕立のせいでダメになる。雨宿りできそうな所でも大きな木の下だと雷が鳴っているときは気が気ではない。実際、矢部ではすぐ近くの木に落ちたことがある。



 雨で、ほてった体が冷えるのは嬉しいのだが、自転車やジャージが汚れるのはいやである。そのため、夏は白を基調したものは着て行かないようにしている。アンダーはクールのものを着用しておいた方がいい。最近の素材は良くなっているのでジャージだけでも快適だが、急に冷えた際にはアンダーウェアが体を守ってくれる。特に雨で濡れた時には効果がある。



 それにしても、こちらの夕立はいい。都会だと雨の中を走ると、フロントフォークやシートステー等に灰色の跡がつく。これがなかなか落ちない。ところが、こちらでは汚れが走りながら落ちていくのである。空気中の汚れや路面の汚れが少ないのである。昔、日光を走っていて、そんな事を感じたことがあった。いい環境だなと思う。



 雨があがって走る時、不愉快なのはシューズである。シューズがグチョグチョしてしまう。ウエアはなかなかよくなった。次はシューズの番である。穴がいっぱい空いているのだから仕方がないが、逆にそれを利用して水がすぐ抜けるようなものができないものだろうか?

第41回へ続く...

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