今回、人事異動があり、店舗を変わることになった。やっと、以前の店で部品・用品の品揃えが充実してきただけに少し心残りである。売る側からすると、何でも置いていれば売れるというものではない。その店舗に来店される人達がどのようなものを欲しがって、どのようなものが不要なのか、その傾向をつかむために時間をかけて、売れる商品を選んで展示するというのがその方法である。展示スペースにも限りがある。同じスポーツ車を扱っているところでも展示している部品や用品が違うのはそのためである。 |
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いろんなショップをまわっている人には理解できると思うが、展示してある部品・用品でその店の方向性や得意分野がある程度、見てとれる。自分の好みに合っているかどうかが展示の雰囲気で感じられる。 |
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さて、今回、目指すのは「初心者にやさしいショップ」である。これまでも私が担当していた店ではそれを心がけていた。誰しもそうであるが、スポーツ車に乗りたいと思った時には店に行く。何も知らないのに専門店に入るときには不安がある。どんな自転車があるのだろうか?押し売りされるのではないか?安い予算だと軽くあしらわれてしまうのではないか?等と多かれ少なかれ不安を抱く。それらを払拭していきたい。店によっては、一見客には冷たいところもある。初めての人にはふっかける店もあると聞く。これではスポーツ車に乗って楽しみたいという気が削がれてしまうし、場合によっては、もう自転車なんていいやと、思ってしまう。 |
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初めて乗るスポーツ車、それをすすめた店というのは重要である。へたをするとその人の人生を大きく修正してしまう。いい店に当たると自転車がだんだん好きになっていく。そんな意味では初めての自転車店選びは大切であるし、店の方も責任がある。 |
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今のところ、展示の自転車選びや部品・用品を選んでいる状態である。徐々に来店するだけでも楽しいといった店にしていく予定である。初めての人が一人で来ても安心して買い物できる店、ベテランの人が後輩や知人の初心者を連れて来ても楽しめる店、そういった店にしていきたい。期待を裏切らない店にするつもりである。 |