ついに今回で300回を迎えてしまった。毎回、節目に書くが、これまで続けてこられたのも、これを読んで下さっている皆さんのおかげと感謝している。週一回(当初はそうでもなかった)、約6年間続けてきたわけである。自分でブログを書き続けている人には理解してもらえるだろうが、継続というのもなかなか大変である。ネタがなくなると云う人もいる、でも何かしらのヒントはあるもので、それを捜し出すのが大変なのである。ヒントはどこにでも転がっている。それに気がつくかどうかだと思う。これは昔、開発をやっていた頃にイヤと云うほど経験した。生みの苦しみというか、アイデアが出るまでは想像を絶する苦労がある。その頃の体験が役に立っているのかもしれないと思う時がある。 |
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ブログの場合、ヒントがお客さんとの会話やお便りのメールだったりもする。それでもネタが出てくる時は次々と出てきて、3つの違う話を同時進行で書いたりもするが、出てこない時には金曜の夜まで悩んでいたりする。気分転換に押入れの手前辺りをごそごそすると何かが見つかり、コレクションという形で書いたこともある。ブログ作りも苦労する。 |
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ブログ作りでコレクションなら早い。製品を見ただけで文がすらすら出てくる場合が多い。大抵、書き過ぎて短くまとめあげると云うのがパターンになっている。ひどい時には半分以下にしてしまう。出てこないというのも苦労するが、短くするのも大変である。あれも書きたい、これも入れておきたいと思うとなかなか進まない。長くなり過ぎると読む方もいやになる。とにかく、昔の製品には設計者の思い入れが詰まったものが多い。それが触っているだけで感じ取れてくる。自分も同じような体験をしただけに、どこの部分でどう苦労したかが理解できる。そうすると文も自ずと長くなる。最近の製品でも感じ取れるが、昔とは何かが違うような気がする。 |
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それに紀行文もなかなか大変である。今、日向往還を書いている。豊後街道の時もそうだったが、意外と距離が稼いでいけない。その理由は、もちろん登りや石畳が続いているような場合もあるが、一番の原因は途中、途中で写真を撮ったりするからである。ブログには載せていないが、載せている倍以上の写真を撮っている。撮影なんてほんの1,2分ではないかと思われるかもしれないが、止まっては写す、これが意外と時間を喰う。アングルを考えたりしていると思わぬ時間がかかっている場合がある。下手をすると100m行っては止まり、また100m行っては止まるというような事を繰り返したりする。走りだけに集中するのなら10里くらいなら半日あれば行ける(と思う)。 |
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数日間の休みがあれば一気に行くことも可能だが、それもできない。前回終えた地点まで次に行くことになるのだが、山の上あたりで終えてる場合、そこまでまた登らねばならない。クルマ(過日、走行距離が22万キロを超えた)で行くのだが、そこから自転車で下ったらまたクルマを停めている所まで戻らねばならない。戻る場合も同じルートと云うのでは能がない。そこで違うルートで(結局)登る。帰りに登るのはきついので、下にクルマを停め、行きに再度登っていく事もある。それもきつい。とにかく、どこかで停めたらそこまで戻るのだが、20km自転車で走ったら、戻るためにはルートを変えたとしても、結局、同じ距離走らねばならない。自分でも何とバカな事をしているのだろうかと思う時がある。それに、自宅から離れるに従って、クルマでの移動距離・時間も長くなる。豊後街道の時は大分県に入ってからはクルマに乗っている時間の方が長かった事もある。 |
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