シルバーウィークと称する、この連休中、自転車で走っている姿をよく見かけた。初日には熊本港に行く道で一人で走っている人を何人も見かけた。日中は少し湿度もあり、蒸し暑かったかと思うが、真夏に比べれば各段に走りやすくなってきた。朝夕は急に冷えてくる。 |
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幹線道路では荷物を載せて走っている人達も多かった。5連休程度なので荷物の量はさして多くない。ロードレーサーにシートピラー止めのキャリヤを付けて走っている人やMTBにリヤキャリヤを取り付け、それにパニアバックを付けている人、さまざまである。連休後半、曇りという結果になった。場所によっては小雨が降っていたところもある。自転車で走っていて、一番いやな時である。先ず、荷物が濡れないようにカバーをかける。次にカッパを着なければいけないのか迷う。少し走ったら止むのではなかろうか?そんな事を考えながら走っていると、どんどん濡れてきたりする。 |
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自転車で旅行すると問題になるのが、カッパとシューズ、それにバッグである。これは誰しも体験していると思うが、なかなかいいものが現れてこない。霧雨程度であればウインドブレイカーでもいい。ただ、少し雨足が強くなってくると上下のカッパが必要になる。ところが市場でいいものはなかなかない。ハイキング用ではゴアテックス等を使ったものがあるものの、自転車みたいな足の動きには無理が生ずるし、自転車に乗る時のフォームにも対応していない。 |
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日帰りならどうにでもなるが、毎日走らざるを得ない場合には干してもすぐに乾いてくれるような素材が必要になる。シューズでも同じ。旅館にドライヤーがあれば靴底を乾かすのだが、できない場合は翌日の出発時にいやな思いをしなければならない。知人では雨の時には踵をホールドするスリッパを使う人がいる。これはこれでいい案かもしれない。シマノのSPDだとそんなこともできる。 |
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さて、バッグだが、これもやっかいである。ものによっては表面加工されていて、少しの雨でも大丈夫なものもある。ところが一日中走っていればやはり濡れる。カバーをかけるだけでなく、中に入れる荷物も細かくビニール袋に収納しておく必要がある。バックに求められているもの、防水防塵性、キャリヤとの取り付け方法を含む強度の問題、それに盗難防止の3つだと思う。 |
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旅行中、どこかに自転車を停めて歩きまわりたい時がある。自転車そのものは鍵をかければいいのだが、荷物をどうするか迷う時も多い。貴重品の入ったバッグだけは持っていくものの、着替え等の入ったバッグはどうするか?盗られても困る。昔や田舎であれば考えなかったことだが、今では状況も違ってきている。バックそのものには鍵をかけられない。オートバイだとBMWのツーリング車みたいにサイドバッグ(というかケース)を取り付ける方法もある。実はクラウザーのバッグを使っていたことがある。これは実に便利だった。 |
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雨が降っても、樹脂のケースの中は濡れない。入れてあるカッパもすぐに取り出せる。どこかに停めても鍵がかけられる(蓋だけではなく、キャリヤとの接続部にもかけられる)ので安心して離れることができた。そのまま自転車に応用すると転倒時のフレーム強度にも影響する。何かここらあたりをヒントに新しいバッグが出来ないものかと思う。雨の日の旅行で苦労したことのあるサイクリストも多いはずである。やはり声を出さなければいいものは生まれてこない。 |